PHS用語ハンドブック

PHSの難解な(?)用語を解説するこのコーナー。このHPで使っている、独自用語も載せています。分からないor間違い用語があれば、メールをお送りください。

なお、もっと詳しく知りたい!!と言う方は、
《技術系》
オーム社 「やさしいパーソナルハンディーフォン」、小川圭祐/小林忠男著

《経済・政策系》
(株)クリエイト・クルーズ
「パーソナルハンディーフォンのすべて〜移動通信新世紀〜」
監修:郵政省電気通信局電気通信事業部事業政策課
編著:電気通信事業政策研究会

をお読み下さい。

なお、凡例は・・・
[独自]:このHPで勝手に使っている用語。


アステル
言わずもなが、PHS3事業者に1つ。ちなみに、熱狂的アステルファンを「アステラー」と呼ぶ。

FER
PHSの無線区間における、誤り率(ビット落ち)の割合を表したもの。当然、これが増大すると雑音が増え、最終的に通話断になる。
キャリア
各事業者のこと。または、その事業者の電波のこと。

黒ROM
電番が書き込みされ、かつ、契約状態にある端末。
CS
"Cell Station"の略。要するに、基地局のこと。対して、端末のことを"PS"と言う。

白ROM
電番が書き込みされてない端末。当然使えない(笑)。
ダイバシティー
アンテナを2本以上用意し、移動する端末からの電波を確実にキャッチするようにしたもの。2本以上のアンテナのうち、最も強く受信できているアンテナを選択し、品位を落とさないようにする。当然、アンテナの間隔が広く、本数が多い方が働きはよい。

着メロ
アステル東京の登録商標であり、着信メロディーサービスの略。アステル東京の専用サーバにアクセスし、好みの曲のデータをダウンロードして、自端末の着信音にできる。98年頃からブレイクしている。

TDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex)
PHSの通信方式。"TDMA"は「時分割多重接続」、"TDD"は「時分割双方向通信」の意。

電測(機能)
いくつかの端末にある機能で、あるコマンドを入力することによって動作する。大体、「電界強度表示(電波の強さ)、CS-ID表示、通話CH表示」の3つくらいが基本的な内容である。これ以外にも、いろいろ表示できるものもあり、この表示内容や機能によっては廃人から絶大な支持を得られる(爆)。
灰ROM
端末に電番が書き込まれているが、キャリアとは契約していない状態。この状態だと電測機能の働く端末もある。

ハードコピーのエリアマップ
"アステル雑学"でも紹介している、ショップ等でもらえる詳しいエリアマップのことです。こういうと、アステルのおねーさんなどには、分かってもらえます。

パワーアンテナ(PA)
アステルが発売する電波中継装置。要するに、NTT-pの"ホームアンテナ"と機能は同じ。97'6月に初めて、その名称が公式に発表され、8月からAD-11使用者に対して、無償貸し出しされるようになった。

ハンドオーバー
通話中のCSからの電波が弱くなってきた時に、自動的に電波の強い他のCSへ切り替える機能。PHSは簡易的なもので、端末の性能が悪いと失敗することが多い。また、感度とは反比例の関係にあるようだ。

PHS−PHP
言わずと知れた"Personal Handy phone System"の略。しかし、PHSのシステムを検討していた、電気通信技術審議会では、PHP=Personal Handy Phoneと言っていた。いつ頃からPHP→PHSと換わったかは不明。

PS
"Personal Station"の略。端末のこと。しかし、こう言う人はほとんどいない。

ブラケット[独自]
アステルの電柱取り付け型CSのCS本体と電柱を支える金具。

フレーム誤り率→FER

ホームアンテナ(HA)
公衆基地局の電波を中継し、登録した端末でのみ通話可能とする機器。NTT-pが実用化しており。"ホームアンテナ"はNTT-pの登録商標である。「自宅内でも使いたい!」というニーズに応える製品。